一般歯科・口腔外科
当医院での診療のいくつかをご紹介します
レーザー治療について
レーザーとは簡単に言えば波長が単一で、持っているエネルギーが非常に高い「光」ですが、その種類は様々なものがあり、歯科用レーザー装置に限って見ても現在使われているもので6種類ほどあります。
当医院ではそのうち炭酸ガスレーザーという種類を導入しており、主としてお口のなかの外科的処置に使用しています。
その他にも様々な効果を発揮してくれるもので、 以下どんな応用ができるのかいくつか紹介します。
当医院ではそのうち炭酸ガスレーザーという種類を導入しており、主としてお口のなかの外科的処置に使用しています。
その他にも様々な効果を発揮してくれるもので、 以下どんな応用ができるのかいくつか紹介します。
根管(歯の根の内部)治療への応用
歯の根の内部は非常にせまく処置しづらい場所です。こういった部位の消毒・乾燥に非常に有効で、根尖部(根の先端)の病巣の治癒に役だってくれます。
口腔内のカイヨウ、口内炎に照射し痛みを和らげ治癒を早める
義歯による褥創をレーザーで治療した例です。
レーザー照射直後・照射中は「ぴりぴり」するような感じが少しあるだけで、3~4日後には治癒がみられるようになります。
レーザー照射直後・照射中は「ぴりぴり」するような感じが少しあるだけで、3~4日後には治癒がみられるようになります。
抜歯した部位に照射し治癒を促進
抜歯後の痛みも少なくなります。
メラニン沈着部を取り除く
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(術前)
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(術後)
この他にも、歯周炎治療など様々な応用があります。
ホームホワイトニング(歯の漂白)
歯を白くする方法のうち、歯を一切削らずに自宅で、自分に合わせたマウストレーとホワイトニングジェルを使って漂白を行うのがホームホワイトニングです。
加齢による変色・嗜好品、飲食物による着色・先天的な黄ばみなどに適応されます。
加齢による変色・嗜好品、飲食物による着色・先天的な黄ばみなどに適応されます。
ホームホワイトニングの流れ
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お口の中全体をチェックして、ホワイトニングについての注意事項等を説明致します。
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歯のクリーニングを行い、ホワイトニング前の状態を記録します。
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歯型を取って、マウストレーを製作します。
後は自宅でホワイトニングを行います。
効果に個人差はありますが、1日2時間の使用で期間は2週間を目安とします。
効果に個人差はありますが、1日2時間の使用で期間は2週間を目安とします。
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マウストレーにホワイトニングジェルを注入します。
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歯にはめ、2時間ほどそのままにしておきます。
Q&A
どのくらい白くなりますか?
ホワイトニング前との比較では歯の色は明るくなりますが個人差があります。
歯の白さはどのくらい続きますか?
食生活や喫煙の有無により異なりますが、6か月~1年程度である程度の後戻りがあります。
しかしタッチアップ(追加のホワイトニング)をすることで白さは維持できます。
しかしタッチアップ(追加のホワイトニング)をすることで白さは維持できます。
副作用はありますか?
一時的に歯のしみる症状が起こることもありますが、薬剤の使用を控えることですぐにおさまります。
歯牙移植について
歯牙移植(自家移植)とは、歯のない部分にいらない歯(主に智歯)を抜いて移すものです。
主に2通りの方法があります。
(1).悪い歯を抜いたあとの穴を利用し、そこに他の歯を入れてくっつける(保険治療)
(2).何もない歯茎の部分に移植のための穴を堀り、抜いてきた歯をいれる(保険外治療)
主に2通りの方法があります。
(1).悪い歯を抜いたあとの穴を利用し、そこに他の歯を入れてくっつける(保険治療)
(2).何もない歯茎の部分に移植のための穴を堀り、抜いてきた歯をいれる(保険外治療)
(2)の場合のX線写真
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下奥の親知らずが手前の歯を虫歯にしてしまい、両方とも抜かねばなりません。
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そこで、2本を抜くと同時に親知らずを手前に移動させ、歯茎にくっつくように固定します。
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このケースでは下の歯を抜き、2週間ほど歯ぐきが回復するのを待ってから上の親知らずを移しました。
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このように下の歯ぐきの骨をある程度削って、抜いた上の歯を埋めます。
上のX線写真で移植した歯に白く横の線がついているのは、一時的に針金をくっつけて手前のしっかりした歯に固定をしているものです。
骨折時のギプスのようなもので、移植歯があまりぐらつかなくなるまで(2~4週間ほど)置いておきます。
その間、通常は移植歯の根管治療(歯の神経を取り除いて薬を詰めます)を行い、歯がしっかりしてきたら仮歯を被せます。歯の噛み合わせの問題があるのでなにも被せないで(つまり移植歯を削らず)行うことはできません。
移植後4~6週ほどで冠をかぶせることができます。
骨折時のギプスのようなもので、移植歯があまりぐらつかなくなるまで(2~4週間ほど)置いておきます。
その間、通常は移植歯の根管治療(歯の神経を取り除いて薬を詰めます)を行い、歯がしっかりしてきたら仮歯を被せます。歯の噛み合わせの問題があるのでなにも被せないで(つまり移植歯を削らず)行うことはできません。
移植後4~6週ほどで冠をかぶせることができます。
乳歯の保隙
不幸にして、永久歯がまだしばらくはえないのに乳歯を抜歯しなければならなくなった、あるいは怪我で歯を失った場合など、歯のない空隙を放っておくと永久歯の生えるスペースが少なく なってしまい、正常な歯の交換がさまたげられる恐れがあります。
そこで抜歯後、隣の歯が動いてしまわぬように次のような装置を装着します。
そこで抜歯後、隣の歯が動いてしまわぬように次のような装置を装着します。
バンドループ
この装置は歯を削らずにバンドをはめ込む形で装着します。
装置により永久歯の入る隙間が確保することができます。
装置により永久歯の入る隙間が確保することができます。
リンガルアーチ
歯列を全体的に、金属線を使った装置で支えます。
(欠損箇所が多いときなど)
(欠損箇所が多いときなど)
RSM(小児義歯)
両側の欠損にはRSMを使うこともあります。
※これら保隙装置は保険外の扱いですが、正しい永久歯への交換のためにぜひ装着しておきたいものですので、当院では費用は最小限に押さえて提供しております。(5000円~15000円程度)